アメリカントラディショナル
こんにちは!
今回から15時更新に設定してみました。
時間帯を知っておいていただくとより読みやすくなるかと思い,
実は今,6月8日の11時に更新しています。(笑)
いきなりこんにちはって言ってますが,こんにちはではないですね。(白目)
今回実はお話ししたいことの前に,話がそれますが,
人の白目が黒い理由
知ってますか?
いきなり何を言い出すかと思われるかもしれませんが。(笑)
簡単にご説明すると、
サルは実は白目がなく茶色いらしいんですね。
答えとしては,進化の過程で人間はチームワークを重視したため,
コミュニケーションがとりやすくなるように。
サルに関しては,視線がばれてしまうと捕食者に狙われやすくなってしまうと理由で変わっていったらしいです。
こういった 常識的な問い に関してはあまり着目されず,
ほんの20年前まで解明されていなかったそうです。
このような常識に埋もれた問いが,実際にスーツの世界でもあるんですよね。
例えば有名な話では,
ボタンダウンシャツは,もともとポロの競技用のシャツであり
スポーツ用であってビジネスやフォーマルでは着ないこと。
フォーマルである結婚式の際に日本では見られますが,
あまり褒められた着こなしではないです・・・。
これ結構ドレスコード厳しいところでやってしまうと視線が痛いです。(笑)
できれば冠婚葬祭全般で避けたほうが無難ですね。
ポロプレイ中の画像
ポロ競技に関しては,1800年代からとても盛んだったため,
必ずネクタイ着用で競技していました。紳士のスポーツであったわけです。
ボタンダウンでないとネクタイが回ってしまう,
また襟がパタパタして目に入るという弊害を抱えていたようです。
そのためファッションにおける影響も多数あり,
ポロシャツや,ボタンダウンシャツにまで影響力が伸びています。
また,
「ではなぜアメリカではボタンダウンシャツがIVYルックなどで主流になっているのか?」
これにもまたポロ競技がかかわってきます。
憎いねぇポロ競技。
はい、すいません。言いたかっただけです。
ボタンダウンシャツの元祖でもあるブルックスブラザーズの、創業者の孫が渡英中にポロの競技を観戦した際。
それがアメリカのIVYリーグと呼ばれる大学生たちと間で大流行したという定説になっています。
特徴としては、
ネイビーブレザー×金ボタン
ボタンダウン
ニットタイ
細身のコットンパンツ
コインローファー
レップタイ
ブルックスブラザーズ(Brooks brothers)、
ポロラルフローレン(Polo Ralph Lawren)、
そして実はトミーヒルフィガー(Tommy Hilfiger)。
良く最近のスナップで見かけるかと思います。
一応念のため,
1955年から1970年代まで日本でもIVYルックが相当流行りになったようで(その頃私は生きてません。)(笑),
今のジャケパンを想像するとわかりやすいかと思います。
その頃の世代の方は,やはりこの影響か紺ブレ,ローファーなど好まれてますね。
また特徴としてはイタリアの様な艶感のあるジャケットではなく,
若干粗野な生地感のジャケットを使っていただくのがよいでしょう。
実は以前お客様からご質問されたことがあり,
「ベージュのコットンパンツでなく,ベージュのウールのパンツではダメなのか?」
と問われたことがあります。
これはなかなか鋭い質問で,
色合いだけ合わせるのではなく,
ウールはウールでも粗野な生地感でないとジャケットに合わず,
上手くアメリカントラディショナルな雰囲気にならないという形です。
粗野なグレーのウールスラックスであれば全く問題ございません。
話を元に戻しますと,
ファッションにはこのように必ずルーツがあるため,
様々な角度から歴史的にファッションを分析するとこれがNG。これが正解などとわかってくるかと思います。
そしてこのアメリカントラディショナルな着こなしが今,
イタリアで新鮮だということで注目されています。
正直,ここまで考えてコーディネートするのが面倒だ,
と思われる方はぜひお問い合わせください。
真夏のクールビズスタイルなどにはすさまじく効果的ではあります。
長くなりましたが明日,イタリアローマから更新致します。
ぜひ,お楽しみにしていてください!
JUNTA YOSHINAGA
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